2023.12.10健康
果物は健康の味方
こんにちは!!
果物に含まれている糖は果糖のため、一般的にはダイエット中は太りやすいから食べないように
などと言われることがあります。
しかし果糖は果糖でも果物に入っている果糖とお菓子や清涼飲料水などに入っている果糖は違います。
お菓子や清涼飲料水などに含まれる果糖は、コーンスターチ(とうもろこしから作られたデンプン)から精製される「果糖ブドウ糖液糖」や「ブドウ糖果糖液糖」という人工的な甘味料の
ことを指します。これは血糖値の急上昇を招くため、インシュリンの過剰分泌を促します。
インシュリンは脂肪の合成を行うため当然太りやすくなり、インシュリンの感受性も悪くなるため
糖尿病や心血管疾患のリスクも上昇します。
上記のことからわかるようにこちらの果糖は出来る限り摂取しない方が良いです。
ブドウ糖が全身で代謝されるのに比較して果物に含まれる果糖は殆どが肝臓で代謝されます。
そのため食後血糖値の急激な上昇は起きないため、
インシュリンの過剰分泌がされないため太りにくいと考えられています。
ただ、血液中の中性脂肪合成作用はブドウ糖よりも高いため、摂取しすぎや、摂取タイミングによっては太る元となります。
では果物は食べて良いのかという問いについてですが、答えはイエスです。
果物は朝は金、昼は銀、夜はという言葉があり、これは朝に食べようということを意味しています。
前述した果糖の中性脂肪合成の作用ですが、効率的にエネルギーに変換されるため余りやすいから起きます。
つまり活動が始まる朝に摂取する事で余りにくくすることができます。
また、お昼頃にストレスに対抗するためのコルチゾールというホルモンが人の身体では分泌されます。
その際にビタミンCが大量消費されるため、朝にビタミンCの多い果物を食べることで血中のビタミンC濃度を高く保って置くことが大切です。
他にも整腸作用のある食物繊維、むくみ改善に寄与するカリウム、抗酸化作用により疲労や老化防止に働くポリフェノールなどの魅力的な栄養素を多く含みます。
厚生労働省の定めている1日の摂取目標量は成人ですと200gとなります。
これはみかん、キウイ、バナナでは2つ分、りんごやなしでは1個分、イチゴでは12粒分となります。
ダイエットのことを考えても、健康のことを考えても果物は朝に摂取するようにしましょう!